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    装置300台を管理する電力監視システムのハードウエア更新、富士電機機器制御が「ハード入替サービス」で全点検査を不要に

    2018.10.25ニュースリリース

News Release

株式会社ファナティック(本社:東京都千代田区、代表取締役 内 義弘)は、富士電機機器制御株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 篠崎 美調)が電力マネジメントを行うデータセンターの監視システムの更新に、「ファナティック ハード入替サービス」が採用されましたのでお知らせいたします。

富士電機制御機器は、病院、データセンター、発電施設、工場、研究施設など、安定した電力供給と稼働を保証する高レベルな電源システムの要求に対し、電力品質監視システム「PowerLogic」による設備維持運用を行っています。

同社がこの「PowerLogic」によって電力品質監視を行うデータセンター事業者では、2010年の運用開始と同時に稼働したシステムがすでに7年を経過、システムが動作するサーバー機器の保守契約切れおよび老朽化の対策として、システムの更新が急務となっていました。

しかし、OSやソフトウエアのバージョンアップコストが重荷になることに加え、システム刷新時に発生する監視装置の全点検査が問題として浮上。円滑な保守はもちろん、データセンター利用者ごとに電力量のエビデンス取得を担う同システムを、検査のために長時間停止することは事実上不可能でした。

これに対し、業務システムをそのままファナティック製のハードウエアに移行する手法である「ファナティック ハード入替サービス」は、システム上で設定された監視装置との接続情報も引き継がれるため、個々の検査を省くことを可能とし、長時間に渡ってサービスを停止することなく、サーバー機器の入れ替えを実現しました。

今回のような監視システムが稼働するサーバー機器は、5年程度でのリプレースが基本的な方針とされており、そのいっぽうで監視装置自体は少なく見積もっても15年ほどの利用が見込まれているため、更新時期に差が生じているという事実があります。

同様のケースは他のデータセンターでも十分考えられることから、富士電機機器制御では、サーバー機器だけの入れ替えが可能な「ファナティック ハード入替サービス」を、リプレースにおける有効な手法であると評価しています。

図:電力品質監視システムの構成

図:電力品質監視システムの構成


<用語説明>
(注1)P2P(Physical to Physical):物理コンピュータ環境から物理コンピュータ環境への移行。

【富士電機機器制御株式会社について】
富士電機の器具事業部門とシュナイダーエレクトリック社の日本事業の統合により2008年に設立。受配電機器や、開閉制御機器など、工場のFAラインやインテリジェントビルなどの運転や安全を支えるコンポーネント機器の設計、製造、販売を行っています。

【ファナティックについて】
ファナティックは、企業・大学・研究機関向けにオーダーメイドのサーバー、ストレージ、産業用コンピュータを国内の自社工場で製造しており、大手メーカーでは対応が難しい、少ロット対応や長期供給、サポートが終了したWindows Server 2003など旧OSが動作するハードウエアの製造などを特長としています。

【ファナティック ハード入替サービスについて】
全面刷新の必要のない業務システムのOSを含めたシステム全体を、何も変えずに新しいファナティック製ハードウエアに入れ替えて、システムを継続利用(延命)することを独自技術によって可能とした移行サービスです。これまで450台、200社超にご利用いただいています。

■特設サイトのご紹介:「老朽化、保守切れ、故障頻発の制御用PCを今の環境のままリフレッシュ」
https://www.fanatic.co.jp/p2p-control/

※記載されている会社名、製品名、サービス名、ロゴ等は各社の商標または登録商標です。

<製品・サービスに関するお問い合わせ先>
株式会社ファナティック  広報担当:枝並
〒102-0076 東京都千代田区五番町1-11 五番町TMビル3F
TEL:03-5212-1466  FAX:03-5212-1467  E-mail:mkt_p@fanatic.co.jp
URL:https://www.fanatic.co.jp/p2p/

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