『問題解決型』ハードウェアメーカー
ファナティック
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2018.08.29 製品情報
Windows Server 2016でサポートされているWindowsフェイルオーバー・クラスタリング(WSFC)機能とHyper-Vの機能を専用のハードウェアと組み合わせて既存の運用環境を簡単に高可用性システムに移行することができる、安価で汎用性の高いHAクラスタシステムをご紹介します。
高可用性(High Availability : HA)とは、サービス提供が出来なくなるような事態が発生する頻度が少ないシステムです。システム的には複数台のコンピュータで冗長化構成を組んで協調動作させ、いずれかのコンピュータで障害が発生しても別のコンピュータで運用が継続できるように構成するものです。
Windows Server OS自体でサポートするフェイルオーバー・クラスタリング機能です。
Windows Server OSがインストールされた2台のサーバー(ノード)と、この2ノードで共有されるストレージがあれば、高可用性システム(HA)システムを構築することが可能です。
共有ストレージとして、FC-SAN、iSCSI以外にSAS直結(デュアルポート機能)の利用が可能です。SAS直結構成の場合はFCやETHERのネットワークとそれに接続されるストレージシステムが不要になります。
フェイルオーバークラスタ
Windowsの仮想化機能であるHyper-Vとフェイルオーバークラスタ機能を組み合わせることでより汎用製の高い高可用性システムを実現することができます。
ホストサーバの障害時にゲスト仮想マシンをフェイルオーバーするクラスタリングシステムを実現するホスト・クラスタリング機能が利用可能で、ゲスト仮想マシンを丸ごと保護対象とするものです。
仮想マシンのOSとしてはWindows 以外にLinux等が選択可能であり、利用したいアプリケーションの利用環境に合わせたゲストOSを選択することができますので、既存の運用環境をそのまま仮想化してHAシステムに移行させることが可能になります。
※ここでは紹介しませんが、ゲストOSがWindows Serverの場合は、ゲストOSの障害時にもアプリケーションの保護が可能なゲスト・クラスタリング機能もサポートしています。
ホスト・クラスタリング
WFSCでは、SASディスク(HDD/SSD)を共有ストレージとして利用することが可能です。SASディスクはデュアルポート機能を備えており、配線だけでSASディスクを2ノードに接続し共有することが可能です。2ノードとSASディスクを1つの筐体に収めた専用ハードウェアを利用することで、共有ストレージを実現するためのFC-SANやiSCSIを実現するためのネットワークや、デュアルコントローラを持つ高可用性ストレージといった高価なハードウェアを使用せずにシステムを構築することができます。
また、2U~4Uのサーバー1台で構成できるため、非常に省スペースになります。ストレージ容量を拡張したい場合は、拡張用JBODを追加することも可能です。
Hyper-Vホストクラスター構成