『問題解決型』ハードウェアメーカー
ファナティック
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「世の中に元気を与え続ける会社でありたい」を経営理念に、ブライダル関連事業を行う株式会社ノバレーゼ様。同社が運営する結婚式場は、都市部に加えて沖縄などのリゾート地を含め30を超える。
年間約4,700組におよぶ婚礼をプロデュースし、婚礼プラン、婚礼衣裳、レストランなど、ブライダルに関わる事業を幅広く展開。コロナ禍という環境にありながらもその数を増やし続け、2022年はこれまでの最高組数を記録したという。
少人数や身内だけ、あるいはフォトウェディングなど、結婚式のあり方が変化するなかにあって、新たな提案や価値提供に向けた取り組みを強化しながら事業を拡大している。
婚礼プランの見積、式場やレストランなど施設の手配、衣裳の用意など、婚礼プロデュースに関するスタッフの業務は多岐に渡る。この業務を支えるため同社では「Beare(べアーレ)」と名付けられた基幹システムを利用している。
2007年に稼働を開始したこのシステムはソフトウェア開発会社と共同で開発した。ブライダル業向けの業務支援パッケージとして共同開発した会社から業界向けに販売されるほど、高い完成度を実現している。
稼働開始後は、サービスの充実を図るための拡張や機能強化、新たな法令に対応するための改修を行ってきた。時間の経過とともに改修時の事前調査や影響範囲を特定するための作業負荷が徐々に増大していた。
また、システムを利用するスタッフからも、解像度が高い現在のPC画面サイズに適したユーザーインタフェースに変え、使いやすさを向上することで業務効率の改善を図りたいという要望も出始めていた。
ノバレーゼの事業は開発当時と比べて大きく拡大し、それにともないシステムの利用者である従業員の数も増加し続けている。今後さらなる成長を目指すには、より一層のサービスの拡充を行う必要があるが、これに対応するにはシステムの柔軟性も求められる。
このような状況を踏まえ、ノバレーゼでは基幹システムの刷新を決定。新たな基幹システムは、スクラッチ開発によるマイクロサービス化で柔軟性や即時性を高める計画だ。稼働は3年後の2025年を目指して開発が進んでいる。
新たな基幹システム開発が決定したのと同時に、稼働開始までは現行の基幹システムを維持することが決まった。しかし、保守終了が目前に迫った現行システムのサーバー機器では、新システムへの切り替えまで使い続けることはできない。
婚礼をプロデュースするスタッフとお客様との打ち合わせは、週末の土曜日と日曜日に集中する。多いときには500名を超えるスタッフがシステムを利用する。サーバー機器にトラブルが生じれば業務に大きな影響が生じることは想像に難くない。
対策としてすぐに思い至るのはバージョンアップや仮想・クラウド化だが、これにともなうアプリケーション改修のための事前調査を含めた工数や費用面を考慮すると、利用期間すなわち維持しなければならない限定的な期間の措置としては負担が大きすぎる。
新システムの開発と並行して対応しなければならないため、旧システムの維持に関わる作業負荷はおさえたい。サーバー機器を入れ替える程度の工数でできないものか、そう考えたノバレーゼの担当者は、ファナティック ハード入替サービスを見つけたときに、まさにこれだと思ったと振り返る。
OSやアプリケーションに手を加えない方法であれば、大小多くあるサブシステムにもまったく影響はない。コストが抑制できることがメリットだったが、作業負荷がほとんどかからないことが採用に至った重要なポイントだった。
ハード入替サービスによる新しいサーバー機器へのシステム移行作業は、ノバレーゼが利用するデータセンターで行われた。
現場に立ち会ったノバレーゼの担当者は、ファナティックの技術員が手順書で細かく確認しながら作業を進める様子を見て、万全を期した準備がされていることに感心を覚え、安心感を持って任せられたという。
無事移行が完了したノバレーゼの基幹システムは、ファナティック製の新ハードウェア上で稼働を開始した。ブライダルをプロデュースするスタッフは、これまで通り「Beare(べアーレ)」を使ってお客様とのミーティングを行っている。
世の中に元気を与えるためには、社会環境やお客様の価値観の変化にあわせて事業を進化・発展させていく必要がある。そのためには事業や業務にあわせて基幹システムも変えていかなければならない。
これまでの事業を支えてきた基幹システムから、これからの事業をつくる新システムへの刷新に向けたシームレスな一連の流れが、ノバレーゼの成長に欠かせないプロセスだったと、いつか振り返ったときに感じられることだろう。
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