FANATIC REPORT ファナティックレポート

新製品 真空コンピューター Sealed Edge

2023.10.25 新製品情報


新製品 真空コンピューター Sealed Edge

真空コンピューター Sealed Edge(シールド・エッジ)とは

真空コンピューター Sealed Edgeは、ファナティックが新開発したコンピューターの常識を変える産業用コンピューターです(特許出願済み)。超高気密構造により腐食性ガスがコンピューター内に侵入することはありません。そのため、硫化水素や二酸化硫黄などの腐食性ガスに対する耐久性が優れています。これまでコンピューター活用が進んでいなかった分野でも、エッジコンピューティングの新たな領域を創造します。
さらに、ファナティックが独自に開発した新しい冷却技術である「真空液体冷却システム」を採用し、高性能CPUを搭載することを可能にしました。

 

 

●特長
・腐食しやすい環境でも利用できる
・粉塵や液体はもちろん、腐食性ガスにも高い耐久性がある
・ファンレス、ポンプレスの産業用コンピューター
・新しい冷却方式「真空液体冷却システム」を採用し、CPUを高効率に冷却できる
・高性能CPUを搭載可能
・大量データを高速処理できる

想定される利用場所

腐食しやすい環境でコンピューターを利用したい場合やコンピューターの利用をあきらめていた、考えていなかった場合が対象となります。
利用場所の例としては、腐食性ガスが発生する下水処理場、化学プラント、石油プラント、ゴム工場、製紙工場、製鉄会社、非鉄会社、温泉地帯などがあります。また粉塵が多い場所、製鉄工場、溶接工場、セメント工場、自動車工場での使用も想定されます。さらに、液体がかかる、水産工場、食品工場、飲料工場、製薬工場、医療関連、海洋関連、船舶、研究施設での使用も想定されます。

 

耐腐食性ガス性能の評価結果

腐食性ガスである硫化水素を高濃度(50ppm)で10日間暴露する腐食性ガス試験を実施し、動作状況、CPU内部温度やCPUクロック数に異常が発生しないことを確認しました。硫化水素50ppm・10日間の暴露は、0.2ppmの場合の6年11か月分に相当します。下水処理場では硫化水素ガスが発生することが知られており、その濃度を計測した下水処理場では0.2ppm程度であったということです。

 

導入メリット

これまで腐食しやすい環境でコンピューターの設置を考えていなかった現場にも真空コンピューター Sealed Edgeを設置することで複雑なエッジ処理が可能となり、遠隔からの現場状況の確認、安全確認、遠隔オペレーションが可能となります。
また、腐食しやすい環境ではコンピューターが短寿命でメンテナンス費が増加していましたが、真空コンピューター Sealed Edgeの導入により長期の安定運用が可能で、現場作業が減少します。精密機器用の設置設備が不要で設備投資が圧縮できます。
(1)遠隔から、現場状況を把握できる
(2)遠隔から、安全確認が可能となる
(3)遠隔オペレーションを実現できる
(4)長期利用が可能となる
(5)設備投資を圧縮できる

 

評価テストモデル仕様


 

紹介動画・資料ダウンロード

真空コンピューター「Sealed Edge(シールド・エッジ)」のコンセプト紹介動画、資料ダウンロードは下記ページをご覧ください。

真空コンピューター「Sealed Edge」
真空コンピューター「Sealed Edge」


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