FANATIC REPORT ファナティックレポート

BROADCOM Configuration UtilityでのRAID設定について(後編)

2025.10.10 簡易マニュアル


BROADCOM Configuration UtilityでのRAID設定について(後編)

目次

3.トラブルシュート

1)RAIDカードのアラームを停止する
2)RAIDの状態確認
3)ログの取得方法
4)Foreignディスクのインポート/クリア

前編目次

1.BROADCOM Configuration Utilityとは

2.基本操作

1)BROADCOM Configuration Utilityの起動
2)仮想ドライブの作成
3)JBODディスクを作成する
4)ホットスペアの作成

 

3.トラブルシュート

1)RAIDカードのアラームを停止する

① トップ画面の「Silence Alarm」を選択します。

 

2)RAIDの状態確認

RAID全体の健全性確認

① トップ画面の「Status」でRAID全体の健全性が確認できます。

 

仮想ドライブの状態確認

① 「Main Menu」を選択します。

② 「Virtual Drive Management」を選択します。

③ 仮想ドライブの状態確認ができます。

 

ディスクの状態確認

① 「Main Menu」を選択します。

② 「Drive Management」を選択します。

③ 各ディスクの状態確認ができます。

 

3)ログの取得方法

① ログの保存先とする記憶媒体(USBメモリなど)をPCに接続します。
※FAT32でフォーマットする必要がございます。
② 「Main Menu」を選択します。

③ 「Controller Management」を選択します。

④ 「Advanced Controller Management」を選択します。

⑤ 「Save Controller Events」または「Save TTY Log」を選択します。
Controller Events:RAIDカードが起動してからのイベントログです。
TTY Log:トラブルシュートやデバッグなどに使用する詳細ログです。

⑥ ログの保存先を指定し、「Save Log」を選択します。

⑦ 操作完了のメッセージが表示されたら「OK」を選択します。

⑧ 記憶媒体(USBメモリなど)にログが保存されていることを確認します。

 

4)Foreignディスクのインポート/クリア

RAIDカードの交換やRAID構成済みディスクの移設などにより、RAIDカードとディスク間でRAID構成の不一致が起きることがあります。その際、RAIDカードから見てディスクの状態は「Foreign(=外部の/無関係の)」となります。

 

Foreignディスクの状態確認

① 「Main Menu」を選択します。

② 「Configuration Management」を選択します。

③ 「Manage Foreign Configuration」を選択します。

④ 「Preview Foreign Configuration」を選択します。

⑤ Foreignディスクのリストと、Foreignをインポートした場合に復元される仮想ドライブが表示されます。

 

Foreignディスクのインポート

Foreignディスクが保持するRAID構成を復元したい場合、Foreignディスクのインポートを実行します。

① 「Import Foreign Configuration」を選択します。

② 「Confirm」を「Enabled」に設定し、「Yes」を選択します。

③ 操作完了のメッセージが表示されたら「OK」を選択します。

 

Foreignディスクのクリア

新たにRAIDを構成しなおす場合など、Foreignディスクが保持しているRAID構成が不要であれば、Foreignディスクのクリアを実行します。

① 「Clear Foreign Configuration」を選択します。

② 「Confirm」を「Enabled」に設定し、「Yes」を選択します。

③ 操作完了のメッセージが表示されたら「OK」を選択します。

以上

 

BROADCOM Configuration UtilityでのRAID設定について(前編)」に戻ります。

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