株式会社ファナティックが提供する
『ファナティック ハード入替サービス』に関するコラム。
サポートが切れたWindowsやLinuxOSで稼働するシステムを使い続ける上で、
お役に立つ技術情報、お客様事例などを発信します。
Windows NT4.0といえば、1996年に日本語版が発売されたWindows初期のOSであり、サポートはServer/Workstationどちらも2004年に終了しました。
業務用として発表された同OSをベースにさまざまな業務システムが開発、提供され、企業のコンピュータ化が飛躍的に進展したといわれます。およそ20年前に開発されたシステムがいまも現役で稼働しているようですが、一体どこに残っているのでしょうか。
■Windows NT4.0が稼働するハードウェアはありますか
ファナティックでは、いまもWindows NT4.0 Server/NT4.0 Workstationが稼働するハードウェアの販売をしており、お客様からWindows NT4.0に関するお問い合わせが寄せられます。
まだWindows NT4.0を使っている企業があるだろうか、と疑問を持たれる方もおられると思いますが、お問い合わせをいただいたお客様にお話を詳しく伺ってみると、
・特定の業務用途サーバとして
・製造現場における制御PCとして
利用されており、ソフトウェアはいわゆる「塩漬け」された状態で維持・運用されているが、老朽化が進み不安定になってきたハードウェアの対処方法はないだろうかと検索され、当社にご相談いただいたというケースが多くを占めます。
■システム停止リスクを回避したい
前述のような利用状況においては、インターネットからは隔離された環境で使われていることから、古いOSの利用で問題となるセキュリティ面での心配という面よりも、ハードウェアの故障によるシステム停止リスク、およびそれに起因する業務への影響は避けなければならないというのが実状のようです。
また別のケースでは、Windows NT4.0のシステムを仮想環境(VMWare)上で利用しているが、対応する初期バージョンのVMwareのサポート終了にともなってWindows NT4.0のシステムも使えなくなることが問題となってご相談をいただく事例もあります。
■制限・制約事項ありますがまずはご相談を
当社のWindows NT4.0稼働モデルには、いくつかの制限・制約事項はございますが、引き続きWindows NT4.0システムの維持、管理が必要という方は一度お気軽にお問い合わせください。これまでの500台の移行実績のなかで培った経験とノウハウをもとにベストなご提案をさせていただきます。
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