株式会社ファナティックが提供する
『ファナティック ハード入替サービス』に関するコラム。
サポートが切れたWindowsやLinuxOSで稼働するシステムを使い続ける上で、
お役に立つ技術情報、お客様事例などを発信します。
2019.01.17
■企業を悩ませる保守期限切れとは
保守期限切れとは、EOSL(End of Service Life)やEOL(End of Life)ともいわれ、ハードウェア、ソフトウェア、OSなどに対するメーカーのサポートが終了することを言います。
現状、問題なく動くシステムであってもメーカー側が決めた保守期限を超えると様々なリスクを背負うことになり、どうしても企業は保守期限切れ対策をせざるをえません。
システムの保守期限には一般的に、Windows Server 2012やWindows Server 2008などのOS、ERPや販売管理ソフトなどのソフトウェア、サーバーなどのハードウェアそれぞれにあります。
これらは各々のメーカーによって保守期限が設定されていますが、期限後も使い続けたいというユーザーに対しては多くの場合で延長保守が用意されています。
延長保守を利用することで、OSやソフトウェアでは更新プログラムの提供を受けることができ、ハードウェアであれば修理や故障部品の交換が引き続き受けられるため、安心して使い続けることができます。
延長保守により延命されるシステムは、往々にして基幹システムなどの重要な役割を担うシステムであることが多いため、簡単には他のシステムにリプレースができず、延長保守終了後もシステムを延命したいというニーズがあります。
OSやソフトウェアは劣化しませんので使い続けようと思えば使い続けることができますが、ハードウェアの世界には機器の信頼性を表すMTBFという指標もあるとおり、故障は避けて通れない問題といえます。
このため、保守期限切れの対策としても範囲が広いものからポイントを絞った方法まで、さまざまな選択肢があります。
■保守期限切れ対策にはどのような方法があるのか
まず代表的なのがレガシーマイグレーションです。このレガシーマイグレーションでは最新のオープン環境に移行するために、コンバージョンツールなど使いながらプログラムを変換し、システムを延命します。
とくに規模の大きいシステムで採用されますが、変換対象のプログラム本数が多い場合など、コストが高額になってしまうケースが多いと聞きます。また変換後の確認や検証にかかる工数もあらかじめ予想しておく必要があります。
また、オープン系のシステムでスタンダードな方法として多く利用されているのがVMwareやHyper-Vなどを利用した仮想化によるシステムの延命方法です。
レガシーマイグレーションのようなプログラム変換がないため移行時のコストは抑制できますが、ソフトウェアによってはライセンス形態が変わるため一時費用が負担になることを懸念される方も多いようです。
前述の方法は、どちらもシステムを延命するためにOSやプログラム部分に手が加わることやプログラムが動作する環境が変わることから、コストや工数が膨らんでしまいます。
これに対し、ハードウェアだけを更新するというポイントを絞った方法で、コストや工数を大幅に抑制しながらシステムを延命するというアプローチが用意されていることはご存知でしょうか。
■保守期限切れに有効なシステム延命の方法とは
ファナティックが考えるシステム延命とは、OSの保守サポート期限切れの後も、一切手をいれずに現行のシステムをそのまま使い続けることと考えています。それには3つの理由があります。
1つめは、長く使い続けているいまのシステムを延命したいと考える企業では、システムがブラックボックス化していることが多いためです。不明瞭な部分を解析するコストは膨大に膨らみます。
2つめは、大切な資産であるシステムを今のまま維持したいという声にできる限りお応えするということです。業務あるいは経営にインパクトのあるシステムであればあるほど、リプレース(更改)の時期を見極めたいという声が多くあります。システム延命はその時期に柔軟に対応できるようになります。
3つめが、無駄を省くことができることです。OSサポート終了にあわせてバージョンアップしたものの、できあがった新しいシステムは以前のものと機能的に大差なく、振り返れば果たして本当に必要な作業だったのかと疑問を呈した経営者の方がおられました。システム延命は無駄なシステムの作り直しを回避できます。
このような点を踏まえたシステム延命の具体的な方法を詳しく知りたいという方は、ぜひ下記からご覧ください。
【サービス紹介ページ】
ファナティック ハード入替サービス
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