CASE 導入事例

金剛鋲螺株式会社様

自動倉庫システムのリプレース範囲を極小化し、
コストを5分の1に抑制

業 種
製造業
企業規模
従業員数96名
目的・課題
自動倉庫システムの延命と安定化

六角ボルトや自動車、農機具、電車などの各種車両用、ビデオなどの家電用、建築用、機械用などの各種パーツを製造・販売する金剛鋲螺。
2002年、製品の入出荷業務の効率化・合理化を目的に導入した、村田機械製(ムラテック)のパレット自動倉庫システムのリプレース提案を受け、問題となったのが高額な費用でした。ファナティックの「P2P型ハード入替サービス」を採用し、刷新対象を極小化することでリプレースのコストを1/5に抑制。慣習に縛られない取り組みで問題を解決しました。

2002年に稼働を開始した
自動倉庫システムのリプレース

線材・鋲螺製品の総合メーカとして1946年に発足した金剛鋲螺株式会社。六角ボルトをハイレベルな安定した品質で造り続けており、国際的に統一された基準と方式に従って行おうという「企業そのものの品質保証」とされるISO9001を、六角ボルトメーカーとしては日本で一番早く登録。お客様のニーズと信頼に応え成長、発展を続けています。

オフコン導入による事務作業の効率化、FA化による製造ラインの自動化など、設備投資には先駆的かつ積極的な取り組みを行っており、2002年に落成した物流センターでは村田機械のパレット自動倉庫システムを導入しました。

自動倉庫システムは、出荷指示を行うサーバー(NEC製)2台、制御端末(DELL製)10台の構成で倉庫機械を含め三層の構造になっており、サーバーOSは導入時のWindows Server 2003で動作しています。

2016年12月、Windows Server 2003のメーカーサポートが終了していること、またサーバー本体の老朽化を踏まえ、自動倉庫システム納入会社からリプレースの提案がありましたが、前述リプレースの範囲がシステム全体におよぶことから、その費用が問題となりました。

リプレースのコストが膨らむ理由と
その抑制方法は?

コンピュータのOSは、メインストリームと言われるサポートが約5年、その後の延長サポートが約5年と、トータル10年ほどでサポート期限が終了するため、それ以降なかば強制的なバージョンアップを迫られることになります。

また、自動倉庫とのシリアル通信のため、システムを仮想化し延命することは難しく、新版OSへのバージョンアップと同OSが稼働するサーバー本体の刷新、さらにアプリケーションの再構築や改修が含まれているため、費用が膨らむという事情がありました。

これに対し、金剛鋲螺のシステム責任者である上符氏は、老朽化したサーバー本体は刷新してもOSやアプリケーションを使い続ける方法がないか情報を収集、「自動倉庫システム自体に何ら問題はない。アプリケーションをそのまま使うことができれば費用は抑制できるはずだ」と考えました。

「システム」「延命」などのキーワードによる検索で見つけたのが、ファナティックの「P2P型ハード入替サービス」でした。早速、電話で問い合わせてみたところ、利用しているWindows Sever 2003がそのまま利用でき、かつアプリケーションも一切手を加えることなく、新品のハードウェアに更新できることがわかりました。

新たな保守体制も整え、
5年使い続けられる目途がついた

しかし、自動倉庫システムは、サーバー・制御端末(コンピュータ)・機械装置の全体を一括して納入会社で保守を行うというのが一般的な形態となっているため、部分的に他の業者から採用することができるかが問題となりました。

この問題に対して、金剛鋲螺主導のもと、自動倉庫システム全体の納入会社、そしてファナティックの3社でリプレース後の保守・サポート体制についての協議の場が設定されました。

「P2P型ハード入替サービス」が、300台以上で100%成功という移行実績があり、今回の自動倉庫システムの具体的な移行方法および技術的な裏付けなどの詳しい説明が行われました。

さらに、リプレース後の保守体制については、サーバー・制御端末・機械装置と三層構造になっている自動倉庫システムを、金剛鋲螺主導のもと、自動倉庫システムの納入会社およびファナティックの3社で守備範囲の切り分けと保守体制を確立し、切れ目のない保守・サポート体制を実現しました。

今回リプレースしたファナティック製サーバーのハードウェア保守契約は5年間。上符氏は、「寿命・償却年数の長い機械装置にシステムの延命と安定化を図る、低コストなリプレース方法が選択肢として増えました」と述べています。

 

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