CASE 導入事例

ナイスコミュニティー株式会社様

月次処理の時間が2分の1に短縮、受発注システム維持の最適解だったP2P(注1)型移行

ビジネスの成長とともに処理データ量が増大

首都圏を中心に東北から東海地区まで、60,000戸を超えるマンションの総合管理を行うナイスコミュニティー様。管理組合の運営サポートや建物設備の定期点検、改修補修工事の提案実施などを展開しています。

同社では、日本最大手のシステムインテグレーターが開発・販売するERPパッケージから派生したソフトウェアをベースに構築した受発注システムを利用。自社のビジネスや受発注業務に最適化を図るためさまざまなカスタマイズや工夫も施された重要なシステムと位置付けられています。

ビジネスの成長とともにデータ量が増加し続け、3年ほど前から処理スピードの低下が目立ちはじめます。締めの作業が集中する月末には、受発注のオペレーションを行っている際にフリーズとリブートを繰り返す現象も発生。要因はデータ量に対するハードウェアのリソース不足であり、システム刷新の時期を迎えていました。

システム刷新は見送るが問題は残る

ベンダーから提示された見積りは導入時を上回るものでしたが、現行機能の継承が中心であったため大きな業務改善が見込めず、費用対効果を考えると単純なバージョンアップに対する投資は賢明ではないとの結論に至りました。

しかし、ハードウェアの保守契約終了が近づいていること、さらにバックアップシステムの老朽化により信頼性に不安がある状態は早急に解消する必要がありました。

処理スピードは2倍に、問題のフリーズも解消

情報システム課の小暮氏が、開発パートナーのITベンダーに対策の相談を持ち掛けた際に紹介されたのが「ファナティック ハード入替サービス」で受発注システムを新しいハードウェアにP2P(※)移行するという案でした。過去に聞いたこともなく、考えたこともなかったといいます。

入れ替えに関する詳細な説明を聞いた小暮氏は、オーダーメイドでハードウェアを製造しているメーカーならではの方法と納得。実績も申し分ないことから採用を決定し、さらにオプションサービスのバックアップシステムの更新も同時に依頼することにしました。

受発注システムのハードウェア入替は予定通り完了。ハードウェアのスペックが向上したことで通常4時間かかっていた月次処理が半分の2時間に短縮したという効果も得られたといいます。しかし、小暮氏は今回の措置によるもっとも大きな成果は、現行システムの安定化によって全力で新システムの構築に取り組めることと話しています。
<用語説明>
(注1)P2P(Physical to Physical):物理コンピューターから物理コンピューターへそのまま移行する方式。仮想化(P2V)とは異なる移行方式。

ナイスコミュニティー

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