コラム

株式会社ファナティックが提供する
『ファナティック ハード入替サービス』に関するコラム。 サポートが切れたWindowsやLinuxOSで稼働するシステムを使い続ける上で、 お役に立つ技術情報、お客様事例などを発信します。

サーバーの老朽化対策-最小コストで対応する方法とは


■老朽化したサーバーを使い続けるリスクとは
基幹システムなどの重要なシステムは、自社でサーバーを用意し管理するオンプレミスで運用している企業はいまも多くあると思います。

とくに企業独自の強みが反映されているシステムでは、カスタマイズの要件に対して柔軟かつ臨機応変に対応できることが求められこともあり、オンプレミスであることはその企業にとって大変重要な意味を持ちます。

重要なシステムであることから365日フル稼働しているという企業も多く、オンプレミスで稼働するサーバー(ハードウェア)の故障、とくに駆動部品を使っているハードディスクのドライブや冷却ファンのモーターなどの経年劣化には注意しなければなりません。

WindowsやLinuxで構築するシステムで利用するサーバーは、10年を超えて使われることも珍しくなく、いまは動いているから大丈夫だろうと思っていると、ある日突然ということも起こり得ます。

ハードウェアの老朽化に最小コストで対応する方法とは

安心して使い続けるためにはメーカーとの保守契約を締結して不測の事態に備えることも欠かせません。ただ、サーバーなどのハードウェアはメーカーの保守期限が切れると対応する保守・交換用の部品の入手が時間の経過とともに困難になり、リスクが増大していきます。

中古部品を利用して対応する方法もありますが、いつ壊れるかわからない部品を使用することに対する不安が拭えず断念したということも聞きます。

 

■サーバーの老朽化によるリスクは回避したつもりが

サーバー老朽化のリスクを回避するためにとられる方法がクラウドへの移行です。基幹システムも、オンプレミスかクラウドかといわれるようにクラウドで運用していくことがすでに一般化しています。

クラウドに移行すれば、オンプレミスでのサーバー利用と異なり、ハードウェア老朽化による故障などの心配がなく、またメーカーとの保守契約も必要ありません。さらに運用の負荷が軽減できることも大きなメリットとされています。

しかし、CPU単位での課金など、ソフトウェアのライセンス体系がクラウド向けになっていない場合、気づかないうちにスケールアウトの機能が働いて、ライセンス規約に違反していたということも起こり得ます。

サーバー老朽化によるリスクは回避できるとしても、別のリスクやデメリットが生じる可能性はないか検討することは必要で、とくにコスト面ではクラウドに乗せた結果コストが高くなることがないかも確認するべきでしょう。

またクラウドの場合、事業者側の都合でバージョンアップされてしまうことも注意が必要です。アプリケーションが新バージョンに対応しているか事前に調査や十分な検証ができれば安心ですが、必ずしも時間的な余裕があるとも限りません。

 

■移行のリスクをできるだけ回避しコストも抑えるなら

サーバーの老朽化に焦点をあてた有効な対応策として、サーバー用のハードウェアだけを新品に入れ替えるという方法があります。しかし、現時点で入手可能なハードウェアでは、前世代のレガシーOSやソフトウェアがサポート対象外となっていることが問題となります。

このため、新たに調達するハードウェアがサポートするOSにバージョンアップし、ソフトウェアを再セットアップすることが一般的で、その作業は多くの場合、老朽化したハードウェアで動作しているいまのシステムを開発したITベンダーに依頼することが多いのではないでしょうか。

ソフトウェアに手を入れず、いわば素のまま使っていればバージョンアップの作業はスムーズに進みますが、冒頭でも触れたようにカスタマイズが施されている場合は、想定以上の工数と費用になることもあります。

このような問題を解決するため、前世代のレガシーOSやソフトウェア資産をそっくりそのまま、何も変えずにハードウェアだけを新品に入れ替えるという独自の方法でサービスを展開している、ハードウェア・メーカーがあります。

長年使ってきたいまのシステムで、起動までの時間が長くなってきた、操作に対する応答が遅くなってきた気がする、ディスクの容量が足りなくなりそうなどの不安を確実に解消でき、当面の間、現在のシステムを安心して使い続けることができます。

ファナティックのハード入替サービスはWindows Server 2003、Windows Server 2008、Windows Server 2012/2012 R2などのOSを使ったシステムでのハードウェア老朽化対策として採用された多くの実績もあり、バージョンアップするよりも格段に少ない工数と費用でいまのシステムを使い続けることができる方法として、サーバー老朽化の問題を解決できるでしょう。

【サービス紹介ページ】
ファナティック ハード入替サービス

【事例紹介】
月次処理の時間が2分の1に短縮、受発注システム維持の最適解だったP2P型移行(ナイスコミュニティー株式会社様)

開発現場に定着した進捗管理システム、いますぐのバージョンアップは不要と判断(日本プラスト株式会社様)

システム会社の事業撤退で、販売管理システムを旧OSのまま延命(株式会社ミヤキ様)

仮想基盤のハードウェア保守切れ問題を解決、新システム構築は新たな保守期間内が目標(株式会社YASUI様)

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