コラム

株式会社ファナティックが提供する
『ファナティック ハード入替サービス』に関するコラム。 サポートが切れたWindowsやLinuxOSで稼働するシステムを使い続ける上で、 お役に立つ技術情報、お客様事例などを発信します。

リホストとハードウェアマイグレーション


■マイグレーションで紹介されるさまざまな手法

レガシー刷新、マイグレーション、モダナイゼーションなど、長く利用されてきたホストコンピュータやメインフレームなどのシステムを更新する際に使われるキーワードですが、なかでもマイグレーションは、オフコンやオープン系システムに対しても使われており、多くの方もご存知だと思います。

このマイグレーションにはさまざまな手法があり、大手ITコンサルタントが提示するマイグレーションでは、
〔1〕リインターフェース
〔2〕リホスト
〔3〕リライト
〔4〕リプレース
〔5〕リビルド

の5つの手法があげられています。どの手法を採用するかは、目的やシステムの変更範囲、また投下できる予算や確保できる要員などの状況を鑑み選択する必要があり、端的に言えば降順ほど対象範囲が拡がり費用や工数も増大していきます。

 

■Windowsシステムのマイグレーションにおける誤解

また、Windowsをベースとしたオープン系基幹システムでは、
1)ハードウェアの保守切れや老朽化
2)OSのサポート終了
3)データ量の増加

などを契機にマイグレーションが行われています。

2のOSサポート終了に対しては「Windowsマイグレーション」、3のデータ量の増加は「データベースマイグレーション」、そして1のハードウェアの保守切れに対するマイグレーションは、「ハードウェアマイグレーション」などと言われます。

この「ハードウェアマイグレーション」を文字通り捉えるなら、ハードウェア(コンピューター)だけを新品に交換するイメージですが、現実的には前述の「リホスト」と同じように基盤となるソフトウェア(OSやミドルウェア)も含めて更新する必要があると誤解されている方が大変多くおられるようです。

 

■誤解の背景が理解できれば解決策が見える

「リホスト」の対象であるホストコンピュータやメインフレームは、ハードウェアとOSを
同一メーカーが提供するある意味一体化したシステムですが、
Windowsベースのシステムの場合は、基本的にハードウェアとOSは各々独立した存在です。

また、同じようにハードウェアとOSが一体化したシステムにオフコンがあります。良く知られているのはNEC社のA-VXシステムです。このA-VXもハードウェアとOS、さらにはアプリケーションが同じメーカーから提供されていますが、システムのオープン化が進む中でWindowsをベースとしたシステムに進化しています。

このようなWindowsベースのシステムであれば、文字どおり「ハードウェアマイグレーション」を行うことができ、マイグレーションにかかる費用を大幅な抑制が見込めます。しかし、実際にはこのような提案をする企業は見当たりません。

その背景には、OSのバージョンとハードウェアのライフサイクルが同期していることがあげられます。これがOSのバージョンにあうハードウェアを新たに調達することを難しくしており、ハードウェアの長期保守契約はさらに困難です。

 

■文字通りの「ハードウェアマイグレーション」を提供

この問題を解決した「ファナティック ハード入替サービス」は、WindowsベースのシステムはもちろんLinuxも対象に、システムのハードウェアをファナティック製の新品のハードウェアに入れ替えるサービスを提供しています。

当社サービスを採用いただいた企業様からは、ハードウェアの長期保守体制が整っていることもポイントだったとの評価をいただいています。もし、システムのマイグレーションを「ハードウェアマイグレーション」で費用抑制できないかとお考えの方は一度ご相談ください。

 

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