『問題解決型』ハードウェアメーカー
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2016.08.23 簡易マニュアル
前回に引き続きAVAGO TECHNOLOGIES製 RAIDコントローラを活用するための各種管理ツールをご紹介いたします。まずは管理ツールの種類についておさらいです。
第2回の今回は、MegaRAID Storage Managerの活用方法についてご紹介いたします。
(2)MegaRAID Storage Manager
Windows/LinuxなどのデスクトップOSが起動している状態ではGUIベースの管理ツールが利用可能です。
■インストール方法
① 以下のURLよりOSに適合したMegaRAID Storage Managerをダウンロードしてください。
② ダウンロードファイルを解凍し、手順に従ってインストールしてください。
例)DISK\setup.exeを実行
■ログイン方法
① インストール後、デスクトップにMegaRAID Storage Managerのショートカットが作成されますので、そちらをダブルクリックします。(無い場合はスタートメニューからプログラム→MegaRAID Storage Manager→StartupUI)
② ログインするサーバーを選択してLoginをクリックします。
③ 管理者権限でWindowsにログインするときのログイン名とパスワードを入力します。
■RAID構築方法
① Logicalタブメニュー左側でRAIDカードを選択し、右クリックします。
Create Virtual Driveを選択(削除時はDelete Virtual Drive)
② モードから、Simple または Advanced(詳細設定可能)のいずれかを選び、RAIDの構成を選択します。以下Simple選択時を記します(Advanced選択時の設定はマニュアルをご参照ください。)
③ RAIDレベル、ボリュームの数、容量を選択し、「Next」ボタンを押します。
④ 「Finish」ボタンを押して、仮想ボリュームの作成は完了です。
OS側でフォーマット後、マウントして使用してください。
~その他設定~
■アラーム停止方法
① PhysicalまたはLogicalのタブが選択されている状態にします。
② RAIDコントローラのアイコン(緑色のひし形)を右クリックして、Disable AlarmかSilence Alarmをクリックします。
③ Disable Alarmにした場合は、交換→リビルド完了後にEnable Alarmが必要です。
■HDDのステータス確認
① Physicalタブを選択して、各ディスクのステータスを確認します。
(ア)Foreign:他のHDDとは異なるRAID構成情報を持つHDD。一度RAIDメンバから外れたHDDが再認識するとこのステータスになります。
(イ)Unconfigured Good:RAIDメンバに含まれていないHDD。
(ウ)各HDDを選択すると、右側にプロパティが表示されるので、Media Error CountやPred Fail Countがカウントアップしていないかチェックします。
■HDDロケーションの確認
① HDDを右クリックしてStart Locating Driveを選択すると、HDDのステータスLEDが赤点滅します。
② 再度右クリックしてStop Locating Driveを選択するまで点滅は止まらないようです。なお、リビルド中の赤点滅とは点滅する間隔が異なります。
※点滅のパターンはカードやエンクロージャによって異なります。
■リビルドの進捗状況の確認
① DashboardタブのBackground Operationsに進捗状況が表示されます。
② More Detailsをクリックすることで予想残り時間も確認可能です。
■ログの採取
① MegaRAID Storage ManagerのログはツールバーのLog→Save as Textを選択します。
② RAIDコントローラのログはRAIDコントローラのアイコンを右クリックしてSave TTY Logを選択します。
今回はMegaRAID Storage Managerについてご紹介いたしました。名称が長いため、実際にはMSMと省略して呼称されることもあります。ハードウェアの障害が発生した際、症状切り分けのため当社よりログの採取をお願いする場合もございます。その際は上記手順を実施ください。
第3回ではRAID管理ツールシリーズ最終回、コマンドラインでの管理ソフトウェアについてご紹介いたします。
★第3回はコチラ★