コラム

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『ファナティック ハード入替サービス』に関するコラム。 サポートが切れたWindowsやLinuxOSで稼働するシステムを使い続ける上で、 お役に立つ技術情報、お客様事例などを発信します。

基幹システムの入れ替えで検討すべきこととは

2019.12.15


■基幹システムとは~入れ替えが必要になる背景
基幹システムとは、企業のビジネスを支える生産管理や販売管理などの業務システム、また人事給与システムや財務会計システムを指します。

過去、メインフレームやオフコン上で構築された基幹システムが多くありましたが、ダウンサイジングやオープン化の流れから、現在ではWindows Server、Linuxなどをベースにパッケージソフトで開発された基幹システムが主流となっています。

業種や業態により基幹システムと定義されるシステムは異なりますが、いずれも主要業務を支える大切なシステムであることから、企業独自の文化や独自性にあわせたカスタマイズや機能強化も多く行われています。

基幹システムの入れ替えで検討すべきこととは

基幹システムを入れ替える背景はさまざまですが、最近のトレンドでは「DX(デジタルトランスフォーメーション)」があります。複雑化、老朽化したレガシー基幹システムの維持が企業活動の重荷となっているため、DX推進の観点から基幹システムを刷新、再構築すべきとの指摘です。

また、COBOLなどのプログラム言語を扱える技術者不足という問題があります。業務プロセスの変更にあわせてシステムをメンテナンスしながら使い続けることが難しくなるため、基幹システムを入れ替える必要性が高まっています。

ハードウェアの保守満了やソフトウェアのサポート終了も基幹システムの入れ替えの要因のひとつです。技術革新や製品ライフサイクルが速くメーカー側の都合ともいえますが、保守満了後の部品の入手が難しい、サポートが終了したOSをバージョンアップしなければならないことも基幹システム入れ替えの背景としてあります。

 

■DX時代の基幹システム入れ替えで検討すべきこととは

DX推進に向けた基幹システム刷新の計画がスムーズに進んでいない、あるいはいまのシステムのメンテナンスは当面の間はこれまで通り対応できるといった場合には、急いで刷新するべきかを検討することも必要です。

経済産業省による「DXレポート」では、デジタルトランスフォーメーションにつなげるプランニングで情報資産の仕分けを行うことによって、あまり更新が発生しない機能は「塩漬け」もひとつの策であるとされていること、またあるシステムコンサルタントは、「レガシーシステムが存在していると、DXの取り組みがまったく進められないということではない」と同様の意見を述べています。

DXを推進するには、レガシー化した基幹システムの刷新、再構築が必要条件と捉えられることも多いようですが、拙速な対応で基幹システムもDXも中途半端なものになってしまわないよう押さえておきたい考え方です。

すべての企業が取り組むべき喫緊の課題であるDXには、成長のエンジンとなる仕組みとそれを支援するための新しいシステムへの投資が必要とされています。多大なコストをかけて入れ替えた新しい基幹システムが、のちに失敗だったということは避けなければなりません。

 

■迷ったら既存システムの延命も

では、要件などの検討に少し時間をかけることにしたとします。このときにまず手を打ちたいのが、対象の基幹システムをこれまで通り安心して使えるよう維持・延命することです。なぜならば、物理的な劣化が避けられないハードウェアは時間の経過とともに不具合や障害発生の可能性が増大するためです。

また、本来目的とするDXを実現する新しいシステムの予算確保のためは、基幹システム維持・延命のためのコストを最小限に抑えることも課題となります。しかし、通常は新しく用意したハードウェアにシステムを乗せ換えるには、OSやソフトウェアのバージョンアップとそれにともなう移行の作業工数やコストがかかり、これらを抑えることが難しいのが実状です。

同時にクリアすることが難しいと思われているこれらの課題に対して、OSも含めたソフトウェア資産に一切手を加えることなく新品のハードウェアに移行する手法を適用することがひとつの解決策となります。このようなサービスを提供している企業は他に見当たらないのではないでしょうか。

500を超えるシステムで採用され、基幹システムや統合業務ソフトとして広く知られるSAP、GLOVIA、OBIC7などでの移行実績もある確立された手法があります。

基幹システムの入れ替えを検討する際、これまでと違う選択肢を加えることによって、今後のIT投資を考えるうえでより自社に適した新たな道筋を発見できるかもしれません。

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