『問題解決型』ハードウェアメーカー
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2016.11.29 簡易マニュアル
今回はAVAGO TECHNOLOGIES(旧LSI社)製と並んでメジャーなRAIDコントローラメーカである
Microsemi Adaptec RAIDコントローラの管理ツール「Adaptec Storage Manager」をご紹介します。
Maxview Storage Manager (旧Adaptec Storage Manager) は、以下のURLで対象製品を選択し、Storage Managerの項からダウンロードを行って使用してください。
http://storage.microsemi.com/ja-jp/downloads/
Windows/Linux/VMware等各種OS用が用意されていますので、対応しているものを選択しインストールしてください。
詳細な利用手順は以下のURLにあります。
http://download.adaptec.com/pdfs/user_guides/
ja/asm_v6_00_users_guide_for_das_ja.pdf
以下に簡単な使い方をご紹介します。
1.1. Adaptec Storage Managerの起動方法
① Windowsの場合はスタートメニューより[プログラム]-
[Adaptec Storage Manager]-[ Adaptec Storage Manager]の順で、管理画面を起動します。
(Linux等でもGUI表示の場合は、デスクトップのアイコンをクリックして実行してください。)
②画面右側(下図、丸部分)にホストが一つだけ表示されますので、それをダブルクリックします。
③User Name/Passwordを入力します。
この時、Windowsのログオンと同じものを指定してください。
パスワードが設定されていない場合、以下のメッセージが表示されますが、
そのまま[OK]をクリックしてください。
1.2. ハードディスクの状態確認方法
①[Controller 1]をクリックします。
②下記画面で[!]マークが表示されていなければ、HDDは正常に機能しています。
「Logical devices」にある矢印ボタンをクリックします。
RAIDアレイの状態が表示されますので確認します。
状態一覧 | |
---|---|
Optimal | 正常な状態 |
Degraded | 異常がある状態(使用可) |
Failed | 異常がある状態(使用不可) |
Rebuilding | 異常状態から復旧中 |
続けて「Connector 0」にある ボタンをクリックします。
HDDの状態が表示されますので確認します。
状態一覧 | |
---|---|
Optimal | 正常な状態 |
Failed | 異常がある状態(使用不可) |
Rebuilding | 異常状態から復旧中 |
Hot Spare | 異常状態に備えたHDD |
Ready | 何も設定されていない状態 |
詳しい情報を見る為には、
対象のディスクを選択→右クリック→「Properties」を選択します。
HDDの様々な情報が表示されますので、「Status」をクリックして下さい。
「State」「S.M.A.R.T. error」の状態を確認し、Optimal/Noである事を確認して下さい。
「S.M.A.R.T. error」がYESになっている場合は、速やかにHDDを交換して下さい。
HDDに障害が発生した場合、アラーム音とともに、障害HDDの赤色LEDが点灯します。
また、下記のような、「Adaptec Storage Manager Agent」という
タイトルのポップアップメッセージが画面に表示されます。
(メッセージは、状態により異なる内容が表示されます。)
また管理画面では、エラーの状態により内容に多少の違いがありますが、
[!]マークが表示されます。
アラームが鳴っている場合、この画面のメニュー部分の
[Silence]をクリックしていただくと、消音します。
上記の状態の場合、以下の手順で、HDDを交換してください。
また以下の操作はOSが稼働している状態で行ってください
① 赤色LEDが点灯している、HDDトレイを取り外します。
② 外したHDDトレイからHDDを取り外し、新しいHDDに交換します。
③ 交換したHDDトレイを、元の場所に戻します。
④ 約2分間そのまま待機していただくと、RAIDの再構築が開始され、HDDトレイの赤色LEDが点灯から点滅に変化します。
⑤ 赤色LEDの点滅が消灯すれば、RAIDの再構築は完了です。
稼働しているシステムのHDDへのアクセス頻度にもよりますが、RAIDの再構築が完了するまで3~6時間ほどかかります。
*④の時点で交換しても赤色LEDが点滅に変化しない場合、HDDの初期化がされていない可能性があります。
この場合、管理画面の[Physical devices]の交換したHDDに下記のような マークが表示されていますので次の手順を実施してください。
[Physical devices]の[!]マークの表示されているHDD部分を右クリックし、
[Initialize]をクリックしてください。
下記の確認メッセージが表示されますので、[Yes]をクリックすると、
しばらくして赤色LEDが点滅に変化します。
ホットスペアディスクを手動で再設定する場合、下記の手順を実行します。
①HDDが正しく挿入されている事を確認します。
②Adaptec Storage Manager上より、該当HDDが「Ready」表示となっている事を確認します。
③「Ready」状態のHDDを右クリックし「Create hot-spare drive」を指定します。
④状態が「Hot spare」となっている事を確認します。
解析用にログデータを採取するには、以下の手順で取得願います
4.1 Adaptec Storage Managerでの取得
①メニューバーの「Events」を押し、メニューを表示させます。
②「File」から、「Save as」を選択し、保存先を指定します。
③指定した保存先にログがエクスポートされます。
4.2 コマンドでの取得
①コマンドプロンプトを開きます。
②Adaptec Storage Managerのインストールフォルダに移動します。
※Windows OSでのデフォルトでは
“C:\Program Files\Adaptec\Adaptec Storage Manager”
③フォルダにarcconf.exeがあることを確認します。
④以下のコマンドを実行します(xxx.logは例です)
ARCCONF GETLOGS 1 UART > xxx.log
⑤arcconf.exeと同じ階層にログが生成されます。
⑥また、以下のコマンドを実行するとより細かいログが作成できます。
(メーカー解析用)
ARCCONF SAVESUPPORTARCHIVE
⑦arcconf.exeと同じ階層にSupportフォルダが作成されます。
Supportフォルダ以下にログファイルが保存されます。
※問合せ等で送付頂く際は、Zipコマンド等でまとめてお送りください。
「6/6Eシリーズ」以降の標準管理ツールはMaxview Storage Managerに移行していますが、Adaptec Storage Managerをご利用のお客様からのお問合せも多くいただいております。
そこで今回はAdaptec Storage Managerについてご紹介いたしました。
※Adaptec Storage Managerは「5シリーズ」以前の標準管理ツールです。
ハードウェアの障害が発生した際、症状切り分けのため当社よりログの採取をお願いする場合もございます。その際はご紹介した手順を実施ください。
ご要望、ご不明な点がございましたらぜひお気軽にお問い合わせ下さい。
RAIDコントローラ 管理ツールのご紹介
第1回 WebBIOS/MegaRAID Configuration Utility
第2回 MegaRAID Storage Manager
第3回 StorCLI
第4回 Adaptec Storage Manager