株式会社ファナティックが提供する
『ファナティック ハード入替サービス』に関するコラム。
サポートが切れたWindowsやLinuxOSで稼働するシステムを使い続ける上で、
お役に立つ技術情報、お客様事例などを発信します。
自動倉庫の導入後しばらくすると、自動倉庫を制御するパソコンの更新が問題になります。高耐久な産業用パソコンであっても、設備や機器より早く更新時期が訪れるためです。
しかし、メーカーからの更新提案の見積りが想像以上に高額で、更新に踏み切れずにいる企業は少なくありません。また場合によっては、更新後あまり期間を置かずにPLCなどほかの機器交換とあわせ再び更新が必要となり、コストが二重にかかってしまうことも考えられます。自動倉庫を長く使い続けるには、メーカーのアドバイスによる更新や機器交換が欠かせませんが、受け身の状態に陥らず複数の選択肢のなかから最適な選び取れるよう、知識を得ておくことも必要です。
本ページでは、自動倉庫の制御用パソコン更新の必要性や高額な費用がかかる背景などを解説するとともに、費用抑制が可能な更新方法と事例を紹介します。
自動倉庫を長年運用していると、ある日突然メーカーから制御用パソコンの更新を提案されることがあります。スタッカークレーンやコンベアなどの設備は適切なメンテナンスで長持ちしますが、それらを制御するパソコンは比較的早い段階で更新が必要になるという特有の事情があります。
主な理由は以下の3つです。
・パソコンメーカーの保守期限や部品供給の終了
・WindowsなどOSのサポート終了
・ハードディスクや電子部品の物理的な経年劣化
これらを放置し、パソコンが故障して修理できなくなった場合、復旧するまで倉庫業務全体が停止してしまうという深刻なリスクを抱えることになります。また、故障に至らずとも、動作が不安定になって再起動を繰り返すなど、業務効率を低下させる要因にもなります。
しかし、メーカーから提案される更新は、最新OSとそれに合わせたソフトウェアの改修を含み、高額になりがちです。
「今のソフトウェアのままでいいから、ハードウェアだけ新しくしたい」というのが本音ではないでしょうか。以下記事では、自動倉庫の制御パソコンを更新しなければならない理由や更新しない場合のリスクなどについて詳しく解説します。

自動倉庫システムのパソコンはオフィスなどで利用される一般的なパソコンと役割が大きく異なり、自動倉庫の安定稼働のための複雑な制御を行っています。
この制御ための専用ソフトウェアは、導入時のOSバージョンやミドルウェアに依存しており、一般的なパソコンのようにアップデート(更新)することは簡単ではなく、場合によっては周辺システムまで含めた更新を行うことも少なくありません。
さらに設備との通信や入出庫制御が正常に行えるかを確認するテスト工程なども更新作業に組み込む必要があります。結果としてプロジェクト全体が大掛かりになり、コストが大きく跳ね上がってしまうのです。
このような問題に対し、コスト抑制策として注目されているのが、OSやソフトウェアをそのまま新しいハードウェアへ移行してシステムを維持する「ハード入替サービス」です。
システム改修や検証が不要なため、コストと作業負担を大幅に抑えられます。
以下記事では、メーカー提案が高額になる背景と、コストを適正化するハード入替サービスの具体的な内容について解説しています。

ソフトウェアはそのままでハードウェアだけを入れ替えることができれば、自動倉庫システムの更新範囲を最小限に抑えられますが、それを実現するのは容易ではありません。
自動倉庫の制御システムは旧バージョンのOS (Windows XPやWindows 7など)をベースに開発されていることも多く、最新のモデルではそのまま引き継げないというソフトウェアの互換性や、専用の拡張カードが物理的にあわないといったインターフェースの規格の問題などがあります。
このような問題をクリアして、新品のハードウェアへの入れ替えを実現するのが「ハード入替サービス」です。P2P技術によって、既存のOSやソフトウェアをそっくりそのまま新しいパソコンへ移行することができます。
老朽化が進んだパソコンで、故障のたびに中古部品で修理しながら使い続けることは、リスクを抱えたまま自動倉庫業務を行うことになります。
現場の運用を変えずに自動倉庫システムの安定稼働を実現し、不安を払拭するための方法を紹介します。

実際に自動倉庫システムの更新方法を見直し、コストの大幅削減に成功した企業の事例をご紹介します。
①会社名:金剛鋲螺株式会社様
課題:メーカーからパレット自動倉庫システムのリプレース提案を受けたが、リプレース範囲がシステム全体に及ぶため、費用が高額であることが問題となった。
以上のような課題に対して、ハード入替サービスを導入した結果、 老朽化したサーバー
本体のみを新品に入れ替えてリプレース範囲を極小化し、コストを従来の5分の1に抑制することを実現しました。さらに、切れ目のない保守体制を確立し、円滑な倉庫業務の運営と更新後のサポートに対する不安の解消を実現しました。
②会社名:製造業 C社様
課題:パソコン保守終了に伴うバージョンアップ更新から5年後に、制御盤更新による多額の投資が控えていることが判明し、直近のパソコン更新コストを抑制できる代替案が必要となった。
以上のような課題に対して、ハード入替サービスを導入した結果、 長期的な設備投資計画の視点から無駄をあぶり出し、既定路線のバージョンアップにかかるコストの大幅な抑制を実現しました。
このように、ハード入替サービスを採用した主体的な取り組みによるコスト削減に成功した例が数多くあります。
以下記事では、これらの事例の詳細に加え、制御パソコン更新の実績がある自動倉庫メーカーの一覧も掲載していますので参考にしてください。

自動倉庫システムのパソコン更新は、安定稼働を維持するために避けては通れない課題です。しかし、メーカーが提案する「システム全体の全面刷新」だけが唯一の解決策ではありません。
ハードウェアの老朽化対応が目的であれば、現在のOSやソフトウェアをそのまま活かし、パソコン本体のみを新品にする「ハード入替サービス」なども有効な選択肢となります。自社の状況に合わせて複数の選択肢から最適な方法を選び、賢くコストを抑えながら、自動倉庫の安全で安定した運用を実現していきましょう。
【こんな方へおすすめ 】
・保守切れのシステムやハードウェアを維持する方法を知りたい
・ハードのみの入替の検討を始めたい
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