株式会社ファナティックが提供する
『ファナティック ハード入替サービス』に関するコラム。
サポートが切れたWindowsやLinuxOSで稼働するシステムを使い続ける上で、
お役に立つ技術情報、お客様事例などを発信します。
■Windows 7 のサポート期限終了
Windows 7 のサポートが終了したのは2020年1月14日でした。このWindows 7は2009年にマイクロソフトよりリリースされたWindowsシリーズのOSで、主に事務用PCや個人用PCを対象に利用されていました。
サポート終了にあわせてリリースされた後継バージョンにWindows 8.1がありますが、残念ながら企業ユースでは多くの支持が得られなかったため、その後継であるWindows10を採用することが主流となっていたとも言われています。
しかし、このWindows10を導入した企業でも初期段階ではOSをダウングレードしたWindows 7で利用するケースが多くありました。その理由のひとつが同時に導入したアプリケーションや周辺機器などを使い続けたいというニーズです。
■OSのサポート切れ対策方法
背景にはアプリケーションや周辺機器の再購入に高額な費用がかかるという問題に加えて、OSのバージョンアップ、アプリケーションのセットアップ、新しいコンピューター調達などにかかる手間や工数などもあります。
とくに産業用制御システムでは、PCと連動する対象が装置や設備などの生産に関わる機器であるため、事務用とは比べものにならないぐらい経営にインパクトをもたらすことから、使い続けたいというニーズはさらに大きいといえるでしょう。
サポートが終了したWindows 7を使い続けることに対しては、セキュリティの問題が指摘されますが、使うアプリケーションが決まっているシステムであれば、そのアプリケーションだけが実行できる仕組みで安全性を確保するセキュリティ方法が用意されています。
■産業用PCで使用されるWindows 7とその対処法
自動倉庫のシステムを制御するPCでWindows 7を利用していたある企業では、物流現場に設置しているPC本体の経年劣化とそれにともなう故障の発生が気がかりであったといいます。
PC本体を新しいものに入れ替えることを納入メーカーに相談したところ、調達可能なのは後継バージョンのWindows 10になり、システム全体も含めた広範なリプレースが必要であることが示されました。
装置や設備の制御用PCの場合、“PCだけ”入れ替えようとしても対応してくれるところが見つからず、また自社で行うのはリスクも高いということから行き詰っていたといいます。
■ハード入替サービスでサポート期限終了後も使い続ける
「装置や設備の制御用PCの入れ替えをしたい」
「Windows 7が動くPCが必要だ」
ファナティックはこのようなお客様のご要望にお応えすることができます。
国内に工場を持ち、個別案件ごとにカスタムPCを受注生産しているメーカーですので、Windows 7はもちろんWindows XPが動作するPCも製造することが可能です。
さらにこれら新たに製造したPCに、お客様がお使いのシステムをそのままの状態で移行する「ファナティック ハード入替サービス」という独自のソリューションを展開。
セキュリティについても、許可リストを使用してアプリケーションの実行を制限する対策を提案しているため、安全にいまのシステムを使い続けることができます。
先にご紹介した企業では、このサービスを利用したことによって対策コストを抑えることができ、同時にPC入れ替え作業に関わる工数や手間がほとんどなかったことを大変評価されていました。
もし同じような悩みや不安を抱えているのであれば、ぜひ気軽にご相談ください。これまでのWindows 7のシステム移行実績をもとに最適なプランで、装置や設備の安心安全な維持をサポートします。
【関連サービス】
ファナティック ハード入替サービス
【導入事例】
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■ハード入替サービス導入事例
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