株式会社ファナティックが提供する
『ファナティック ハード入替サービス』に関するコラム。
サポートが切れたWindowsやLinuxOSで稼働するシステムを使い続ける上で、
お役に立つ技術情報、お客様事例などを発信します。
■Windows XPで稼働するシステムを抱える現場の悩み
工場や施設で稼働する産業用システムでは、いまもWindows XPが稼働するパソコンが活躍しています。
このパソコンは、機械装置など設備一式としてメーカーから同時納入されたケースが多く、装置や設備自体の入れ替えや業務プロセスの変更によるシステムの入れ替えがなければ、OSをバージョンアップする積極的な理由がないことがこの背景にあります。
ところが納入から10年近く経過すると、パソコンの老朽化によりシステム全体が不安定になるなどデータ消失のリスクも高まります。また機械装置との減価償却期間や保守期間が違うことによるギャップが顕在化して、パソコン単体の更新を検討することになります。
■OSの問題がさまざまな方面に波及することも
この場合、装置や設備を導入したメーカーからの提案では、稼働中のWindows XPのシステムを使い続けるための方法が提示されることは少なく、Windows 10などの後継OSへのバージョンアップとそれにともなうシステム改修が推奨されます。
装置・設備の変更やシステムの使い勝手を変える必要がない場合でも、OSがWindows XPから変わるとアプリケーション・ソフトウェアのバージョンアップやプログラムの改修が発生する、さらには周辺機器までもその影響を受けるなど大きく範囲が広がる可能性もあります。
もし影響が広範におよぶ場合、工場や施設の稼働時間をシフトすることや業務の関係から稼働停止が難しい場合にはそのための対策も必要となります。さらには大きな費用負担が装置や設備の耐用年数をもとにした更新計画や資金計画とのずれが生じることにもなりかねません。
このようにWindows XPというOSの問題ひとつが、装置や設備の管理責任者はもちろん、経営者や財務担当者の問題へと波及していくこともあらかじめ想定する必要があります。
■最小コストで問題を解決する更新方法とは
この問題の本質はWindows XPに対応したPCの入手が難しいことにあります。一部の中古品は流通していますが、構成部品の多くは当時に製造されたものであるため、生産現場のインフラともいえるPCとしては不安が残ります。
ほとんどのコンピュータメーカーは最新OSのみに対応したハードウェアしか販売してないため、このタイミングでWindows10やWindows11などの最新OSへバージョンアップする必要があります。
もしこのときにWindows XPが動作する新品のPCが用意できれば、システムの改修が不要となるため装置や設備の維持コスト(TCO)抑制にも大きなメリットがあるといえますが、グローバルに展開する大手パソコンメーカーは最新OSのみのサポートになっています。
■最小コストで対策できる欲しかった解決策
しかし、ファナティックは違います。Windows XPが動作するPCをカスタムで製造し、このPCにシステムを移行するサービスとあわせて提供する「ファナティック ハード入替サービス」をご用意しています。Windows XPを含めたすべてのソフトウェアを引き継ぐため、最小コストでパソコンの老朽化対策が完了します。
PCの老朽化に悩まされていた企業でも、このような方法があるとは思わず、ホームページで見つけたときは、まさに欲しかった解決策だった、コストが大幅に抑えられたことに対する感謝の声も寄せられています。
もし同じような悩みや不安を抱えているのであれば、ぜひ気軽にご相談ください。これまでのWindows XPのシステム移行実績をもとに最適なプランで、装置や設備の安心安全な維持をサポートします。
【関連サービス】
ファナティック ハード入替サービス
【導入事例】
中国紙工業株式会社様
■ハード入替サービス導入事例
運用を止められないデータセンターの電力監視システム、ハードウェア更新時の装置300台全点検査を不要に
富士電機機器制御株式会社様
仮想化せずにERPシステムのハードウェアをリプレース、サーバー保守終了後の故障リスクを未然に防止
三井農林株式会社様
システム会社の事業撤退で、販売管理システムを旧OSのまま延命
株式会社ミヤキ様
自動倉庫システムのリプレース範囲を極小化し、コストを1/5に抑制
金剛鋲螺株式会社様
ハードの保守期限切れを救ったのは、「サポート切れシステム対策ソリューション」でした
大成株式会社様
サーバが老朽化。旧システムの10分の1のコストでリプレースを実現
株式会社 手原産業倉庫様