コラム

株式会社ファナティックが提供する
『ファナティック ハード入替サービス』に関するコラム。 サポートが切れたWindowsやLinuxOSで稼働するシステムを使い続ける上で、 お役に立つ技術情報、お客様事例などを発信します。

EOSL対策は第三者保守サービスだけと思っていませんか


■EOSL対策として有効な第三者保守サービス
製品のサポートやサービス提供が終了することをEOSL(End of Service Life)と言います。このEOSLの期日以降は、製品に関する問い合わせや保守、修理、部品交換などが受けられなくなります。

ITの分野では、システムはサーバー、ストレージ、ネットワーク機器などのハードウェアとOSや各種アプリケーションなどのソフトウェアに大別できますが、どちらにもメーカーが決めたEOSLがあります。

EOSLが近づくと、メーカーから新製品への買い替えを促されたり、ソフトウェアの場合にはバージョンアップが推奨されます。更新サイクルが短いIT関連製品ではこのEOSLへの対策は悩みの種です。

DXやAI活用など、業務処理のデジタル化の推進とともに経費に占めるIT関連費用の割合が今後さらに増えることが予想されるなか、EOSLとなった製品に対する支出額を抑えるためにも第三者保守サービスは有効な方法といえるでしょう。

 

■第三者保守サービス利用で注意したいこと
第三者保守サービスは、製品のメーカーとは別の会社が保守サービスを提供します。ハードウェアでは、第三者保守ベンダーが対象製品の保守用パーツを在庫し故障時に交換するなどの対応を行い、またERPなどの基幹システム用パッケージではソフトウェアに精通したエンジニアによる体制を整えて保守サービスが提供されています。
ハードウェア・メーカーの例
 富士通、NEC、日立、東芝、DELL、HP、Lenovoなど
基幹システム用ソフトウェア・メーカーの例
 SAP、Oracleなど

第三者保守サービスはコスト抑制の面では大きなメリットが期待できますが、保守用パーツの多くが中古であることを含め以下のようなマイナス面があることは抑えておくべきポイントでしょう。
古い機種では契約できない場合がある
契約が1年などの期間限定となる場合がある
一部の部品が保守対象外とされる場合がある
複数年の契約を想定していたが、更新時に延長不可となる可能性がある

また、これらを鑑みた参考事例として以下のようなケースが参考になります。

業務改革とあわせた生産管理システムの刷新に着手したある企業では、プロジェクトの完了までは3~5年ほどかかると見積もりました。

この間、現行のハードウェアを継続利用することになりますが、交換した中古部品がふたたび故障する可能性があり、そのたびに担当者の時間と労力が奪われることは避けたいと考えたそうです。

また、顧客管理システムを利用する別の企業では、第三者保守サービスでは故障しない限り部品が交換されないため、長時間の停止が許されないシステムでは障害の予防にならないという理由から見送られたという経緯もあります。

 

EOSL対策は第三者保守サービスだけと思っていませんか

 

■新品ハードウェアで安全性の高いEOSL対策
数多くのパーツで構成されるハードウェアの各部品の寿命や耐久年数は必ずしも同タイミングで訪れるという訳ではなく、場合によっては1か所手当が済んだらまた別の箇所ということがあるかもしれません。

そこで、ファナティックでは第三者保守サービスとは異なるEOSL対策のためのサービスとして、新品のハードウェアにOSとアプリケーションを移行するファナティック ハード入替サービスを提供しています。

事例として紹介した企業では第三者保守サービスでは解決できなかったが、新品ハードウェアであり故障リスクが低く、万が一の故障の備えとして5年間オンサイト保守があることは中長期的にわたって心強いと採用に至りました。

お客様の「業務システムを使い続けたい」にお応えするソリューションとして評価されたサービスの詳しい資料をご用意していますので、ぜひダウンロードのうえご覧ください。

 

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