『問題解決型』ハードウェアメーカー
ファナティック
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豊富な品揃えとスピーディーな配送で急成長した、オフィス用品のデリバリーサービス事業。各社が熾烈な戦いを繰り広げ、今や業界全体の市場規模は4000億円に達するといいます。
このビジネスのカギを握るのは、オーダーから出荷までの時間を限りなく短くした物流システム。
そして、3PL(サードパーティ・ロジスティクス)としてその一翼を担っているのが株式会社手原産業倉庫です。
多頻度少量・短納期化に対応する同社のWMS(倉庫管理システム)のインフラとして不可欠なのが、高い処理能力を持つ大容量サーバー。
同社の抱えていたサーバーリプレースに伴う問題を、ファナティックのシステム延命サービスが解決しました。
全国に5拠点を持ち幅広い事業を展開する手原産業倉庫。その中でオフィスマーケット流通の拠点として稼働しているのが大阪市・大正区にある大阪営業所です。
ここでは、毎日約25,000アイテムものオーダーが処理され、1万個を越える荷物が出荷されています。
「大阪営業所のWMSサーバーがかなり老朽化して、いつシステムダウンを起こすかわからない、という不安を抱えていました。サーバーは保守期限を超過し、ベンダの保守が受けられない状況でした。
1時間システムがダウンすると約4百万円の損失が発生します。
サーバーのリプレースをしたい、しかし新しいサーバーを導入すると現状のソフトウェアが動作しているWindowsNT4.0 ServerやWindows2000 Server といった古いOSが動かないという問題が生じます。
なんとか現状のソフトウェアをそのまま使いながら、ハードだけを最新機に更新できないものかと考えていました。」そう語るのは手原産業倉庫 管理本部の菅原正行さん。
3PLの事業は信頼が命綱。365日24時間止まらない顧客のビジネスを支えているのですから、当然大阪営業所のシステムも一時たりともダウンさせることはできません。
なおかつ、サーバーの導入コストを極力抑えなければならない、という厳しい課題もありました。
「現状のWMSは、“Exceed”というWMSパッケージソフトをベースに、当社の業務に合わせてオプション開発やカスタマイズを重ねて構築してきたシステム。
現在も十分に機能しているとはいえ、ソフトウェア自体も古くなりつつあります。遅かれ早かれソフトも更新しなければならないのですが、喫緊の課題は保守期限の過ぎたサーバーをリプレースし、現状のソフトを延命させることでした。」と菅原氏。
「解決策を求めて多くのベンダやSIerへ問い合わせました。しかしそんな無理難題に応えてくれる企業はどこにもありませんでした。ソフトウェアを改変しようとしても、パッケージソフトメーカの撤退やSIerの事業撤退により相談相手すらいない。新規システムの導入提案では莫大な費用が見積もられてくる。しかし、古いサーバーはすでに悲鳴を上げており、小さなトラブルが頻発していました。
そのたびに従業員が人力でカバーしているという状況。困り果てていた時に出会ったのが、ファナティックだったのです。」
「救世主に出会ったような気がしましたね。」同社の要望に対し、ファナティックがきっぱりと“できる”と答えた時の驚きを、菅原氏はこう振り返ります。
ファナティックが新しいサーバーシステムの構築を行っている最中、旧サーバーがダウンするというアクシデントが発生。
「そんなトラブルにも迅速に対応してくれました。すぐに駆けつけてくれるのも心強いですね。また、今回導入したサーバーのコストは当初の予算の2分の1。旧システムの初期投資と比べるとなんと10分の1の低価格で実現しました。」
物流ビジネスはコストとの闘い。システムのコストパフォーマンスの高さは、厳しいコスト競争にさらされる同社にとって非常に大きなメリットだったのです。
「新サーバーに移行してからはトラブルもなく、保守体制も万全なので、従業員も安心して業務に集中できるようです。そして、何より顧客の評価を得られたことがうれしいですね。」
●システム延命サービスとは
サーバーマシンの老朽化が進み、様々な問題に直面している企業は少なくありません。
サーバーをリプレースするだけで、動作しなくなるソフトウェアがあるため、サーバーの保守期限が過ぎても簡単にリプレースできないケースも多く見られます。
ファナティックのシステム延命サービスは、お客様の環境を理解した上でWindowsNT 4.0 Server /Windows2000 Server などのレガシィOS に対応する物理サーバー、もしくはオープンソース系仮想化ソフトウェアを展開した仮想サーバー上に、業務を変更することなく現状のソフトウェア資産を継承しますので、移行リスクの回避と大きなコスト削減を実現します。
高額なコストをかける商用系仮想化環境へ移行する延命サービスとはコンセプトが異なります。
手原産業倉庫とファナティックを結んだのは、WMSパッケージ「Logistream」を開発した株式会社エス・エル・シー代表の西田氏。
WMSのエキスパートです。手原産業倉庫のシステムをよく知る西田氏は「同社のサーバには業務を担うすべての端末や自動倉庫システムが繋がり、その間で膨大なデータ通信が行われています。
大きなリスクが伴う中、業務を止めることなく仮想化移行に成功したのは、豊富な経験を持つファナティックだから。」と評価します。
手原産業倉庫には常に効率化・スピード化に全力を挙げ、さらなるコスト削減とサービスの向上に挑む従業員の姿があります。
そのモチベーションとスキルの高さを目の当たりにすると、優れた物流システムとは、ソフトウェアとハードウェア、そしてヒューマンウェアの連携によって成り立つものであることを痛感させられます。
今後はシステムのHA(High Availability)化やバックアップシステムの充実を検討されています。また、運送仲介で培ったノウハウとシステムを生かし、コールセンター事業を展開するとのこと。
物流の枠を越えた新たな挑戦にも期待が高まります。
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