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株式会社ライブドア様
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〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-20-1 住友不動産西新宿ビル24F-25F
Webポータル/インターネットメディア業界トップクラスのライブドア。サービス規模が増大する中、サーバのリプレースを含めたデータセンターの運用が大きな課題となっています。中でも重視しているのが、低コスト・信頼性のバランス。データセンター内のラック仕様に合わせた機能特化型マシンを効率的に活用することが求められています。そんな同社が選んだのが、ファナティックのBTOサーバ。仕様に基づく設計から、ミリ単位の筺体調整まで、きめ細かくニーズに対応し、ライブドアのサービスを支えるサーバマシンを開発しました。

Webポータル事業をベースに「Open&Share」を理念として、インターネットの可能性を追求し続けるライブドア。国内最大級のブログサービス「livedoor Blog」に加え、数々の著名人や専門家が執筆したブログを集約・メディア化して提供する「BLOGOS」や、電子書籍への参入など、テクノロジーと融合した新しいメディアビジネスにも意欲を見せています。そんなライブドアのサービスを支えているのが、同社のデータセンターにある数々のサーバマシンです。膨大な台数にのぼるため、このうち何十台ものマシンが、毎月のように、生産終了に伴いリプレースされているとのこと。これは、データセンターを運営する上で避けられないコストです。だからこそ、「サーバマシンの採用においては、いかにコストを安く、最低限の信頼性を確保できるかを重視しています」と、ライブドア開発部システム管理グループマネージャーの片野秀人氏は語ります。「安かろう悪かろうは問題外ですが、逆に高性能を求めるあまり、コストが跳ね上がってもいけません。どのデータセンターも同じ問題を抱えているはずです」(片野氏)

大手メーカーのサーバマシンは、信頼性も高く、運用もしやすい反面、価格が高いという問題があります。また、サーバ用の高性能CPUは、電力消費量が大きくなり、月々の電力費がかさむこともあります。小型機器を効率よくラックに設置しようとしても、小型だとハードディスクの容量も小さくなるので、かなりの台数を購入しなくてはなりません。システム管理グループ エンジニアの小泉卓也氏は、「このように考えると、低コストで一定以上の性能を持つマシンを導入しようと考えると、自作サーバが非常に有効な選択肢でした」と言います。しかし、ラックマウント型で安全・安心に設置するには、筺体設計からやらねばならず、とてもそこまで手が回りませんでした。これを解決してくれたのが、ファナティックです。
低消費電力で低価格、一定レベル以上の信頼性も確保しつつ、自社データセンターのラックに収まる特注サイズのサーバマシン───そんな理想的なサーバに必要なパーツは、ひととおり選定して検証できたものの、通常業務と並行しながら、理想とするラックマウントサーバを設計図から作るのは困難でした。「タワー型ならもう少し選択肢があったかもしれませんが、ほかの機器と同じように、ラックの中にネジ止めできっちり収まる筺体であることは絶対条件でした」と片野氏は語ります。さらに、パーツの技術進歩に合わせて柔軟に交換できる汎用性に優れた筺体設計であることも重要でしたし、運用しやすいようにHDDやI/Oなどすべてがフロントアクセスであることも必要でした。
一方、アプリケーションサーバ用に使っていたマシンの生産終了が目前に迫る中、新しいマシンの設計・導入は、もはや「待ったなし」の状態でした。そこで、BTOサーバのベンダを数社選定し、価格とスケジュール対応が決め手となって、ファナティックに検証機の開発を依頼したのが、年の瀬も押し迫った2009年12月のこと。明けて2010年1月、検証機2台をデータセンターに設置しました。高さ2U、基盤サイズはMicro-ATXによって奥行きを半分にし、前後にマウント可能です。CPUには低消費電力性に優れた製品を採用、3.5インチHDD3ベイという仕様です。
この検証機をマウントしてみると、まずかに天板が高いことが判明しました。たった1ミリのズレでも、何台もマウントするとなると、その差が少しずつ蓄積されていき、最終的に収まる台数は3割ほど違ってくると予想されました。パーツ数を減らせない中、ファナティックは1ミリの妥協も許さず、数多くの微調整を重ね、ジャストサイズの筺体を開発しました。本番機70台を導入したのは、それから1ヵ月後の2010年2月。「1ミリの微調整を繰り返して、要件に合ったマシンをスケジュールどおりに導入できたのはファナティックのおかげです」と片野氏は述べています。
5月には、アプリケーションサーバに加え、同じ筺体でストレージサーバも導入しました。予備用の在庫分と合わせ、約250台のサーバがファナティック製品です。
「導入コストと後々の運用コストを低減する狙いで、低消費電力性が高いコンシューマー向けのパーツを選択したのですが、実際稼働してみると、性能も既製品と遜色ありません」と語るのは小泉氏。「当社のようなWebサービス企業は、アプリケーションにしても自由な発想で開発する文化があります。ちょっと変わった使い方で、テクノロジーの性能を引き出すようなエッジの効いたサーバを、これからも考えていきたいですね」(小泉氏)と話しています。
特に、後から導入したストレージサーバ用のマシンは、オーダーメイドの利点を活かし、小型でありながら3.5インチHDDを搭載。大容量の画像保存用ストレージサーバとして、これまでにないベストオブリードのマシンであり、既製品とは一線を画す製品です。こうした自由な発想を形にするために、片野氏は「日々進化するプラットフォームテクノロジーに合わせ、良いパーツを選択していくために、ファナティックには、これからもさまざまなパーツを実際に検証・提案していただくことを望みます」と述べています。

